2023年2月5日| THE WALL STREET JOURNAL
BCGのマネージング・ディレクター兼パートナーであるトーマス・ベイカー氏は、米国の電力会社が電気自動車(EV)の普及拡大に対応するためにはパワーグリッドの強化に投資する必要があることを、The Wall Street Journalで語った。
BCGの調査によると、EVの充電には、EVを所有する家庭に電力を供給する電線や変圧器の伝送容量を、70%から130%増強する必要がある。
ベイカー氏は、この需要に対応するためにパワーグリッドをアップグレードすることが、2030年までに全国で100億ドルの費用がかかると予想している。
EVユーザーは電力会社にとって新たな収入源となるものの、現地で必要とされる重要なパワーグリッドの整備の資金とするには不十分であるとベイカー氏は考えている。